ほんのりしている、晴れ

なんかうまくいって遅刻せず。

 

 

散らかった思索。階級について。

例えば「高慢と偏見」の著者の階級はルーシーと同じ。それより上の階級のダーシーの価値観はルーシーへの好意によって徐々にルーシーサイドのものに沿って行く(=ダーシーの人柄がよくなる)。

マイ・フェア・レディ」はヒギンズ教授の階層の価値観に合うようにイライザが教育される。イライザは洗練されたレディのまま話はハッピーエンドになる。

主人公と異なる階層の価値観は粗野とか高慢ちきとか、ネガティブな描写をされる。そして違う階層の側の登場人物が主人公サイドの階層の価値観に沿ったところで大団円となる。

主人公の階層は大抵はその話の作家のそれと同じだ。書き手は自分の階層の価値観がいちばんちょうどいいと感じているのではないか。

「パラサイト」も、貧困側の家庭からの視点になっているから、富裕層は分かり合えない未知の生物のように見える。

母がかつて、テレビ番組などで未開の人たちを「彼ら」と呼ぶことを、同じ人間という観点をそこで失ってしまうからしてはいけないことだと強めに言っていた。「パラサイト」の富裕層は「彼ら」っぽい。しかし一方話の中では、特に終盤のインディアンが隠れているシーンでは、富豪側がが主人公を「彼ら」と思っている様子が描写される。あそこは本当にえぐかった。

 

 

一度部屋に戻り、晩飯食べて色入れて送る。

ラジオでアカデミー賞の予想。「パラサイト」が取るかどうかを、さまざまな要素から推理していて面白かった。

TSUTAYAでDVD返してから実家。