ほどよいか、晴れ

夜、銀座へ。

「イーディ、83歳 はじめての山登り」。私含めて客5人ほど。

冒頭で旦那が亡くなり、一人ぼっちになったイーディ。でもいままであきらめていた山登りができてこれまでの人生の幸せな瞬間を山歩きの中で思い出し、これからもしなやかに生きていくわ人生ってすてき、みたいなのを想像していたら(私が勝手に思ってただけだけど、ほとんどの人もそうだったのではないか)、カカオ99%の苦み走った映画だった。

結婚して以降しあわせだったときがないとか言っちゃう主人公、もっと傷ついているであろう娘、人生を自分で決断しかねているジョニー、一緒に歩いて行ってくれると思ってて裏切られるジョニーの彼女、もうみんな傷ついていて、しかもその傷を癒そうとかいう映画でもなく、傷は傷のまま、しかし少しでも前に進めるかもしれない、というかすかな希望とともに終わった。山を下りたらどうなるんだろう。さすがイギリス映画。「エセルとアーネスト」も苦かったしな。

イーディ役が三等殊勲の作家でもあるきっとすごく頭のいいエリート女性で、背がすらりと高く顔も理知的で立っているだけで見栄えがよくて、恥をかくシーンでも共感性羞恥を感じないで済んだのはありがたかった。

行ってみたいなスコットランド

 

 

街へ出たので家には帰らず部屋。

 

 

国会で、kutuu問題に関する質問に対して首相がここにきて初めてぐらいの人間的な答弁をして、質問をした小池さんも驚き喜び場内が笑いに包まれた、という動画を見た。小池さんが嬉しそうに「なんでもダメって言うわけじゃないんですよ」と言っていた。なんか泣けた。

自我を持ち始めたバカな若殿というイメージ。ナイロン卿につぶされないといいが。