平穏。
夜、母は早めに寝そうだったが、ポワロが始まったら釘付けになってそのまま最後まで観た。
続いて5分番組でアイルランドが出てきたら、「アイルランドのような田舎へ行こうという詩があった」「祭りの日傘をくるくる回し 日の照りながら雨の降る」と暗唱し始めたので調べたら丸山薫という詩人の「汽車にのって」という作品が出てきた。文言も間違っていなかった。
なんだかグッとくる詩だ。母だったらそう思ったら「いい詩だね」と直接言うだろうけれど、どうしてもそれが言えないのが娘の残念なところ。
汽車に乗って 汽車に乗って
あいるらんどのやうな田舎へいかう
人びとが祭りの日傘をくるくるまはし
日の照りながら雨の降る
あいるらんどのやうな田舎へいかう
車窓に映った自分の額を道連れにして
湖水をわたり 隧道をくぐり
珍しい少女や牛の歩いている
あいるらんどのやうな田舎へいかう
ポワロは2転3転して今回もお見事。
にしてもわりと若い女が真犯人て多くないかポワロもの。