寒い寄りの涼しい、雨

海獣の子供」観る。ファーストデイのせいもあるのか、ほぼ満席。客のマナーが心配だったが、みんな映像に呑まれたのかエンドロールでもしーんとしていた。

ツタヤで荒野の映画を3本借りる。閉店したあと、これらのソフトはどこへ行くのか聞きたくて聞けず。次回は聞こうと思いながら、そしてそういうふうに思ったときは機会は二度と巡ってこないことが多いな、と思いながら、帰る。

部屋に入ったら蚊がいて驚く。

暑い気がしないが滝汗、雨

10時ごろ起きる。

前回と同じルートで喜多見へ。野川沿いに歩く。前回いたのとたぶん同じカラスが、前回と同じようにぶらぶらと川の中を散歩していた。

店主さんは梅干しのワークショップに出ていたことを覚えていてくれて、少し話する。

高円寺へ。「玄関の覗き穴から差してくる光のように生まれたはずだ」展。

行く途中でやっていた古本市を、トークショーまで少し時間があったので覗く。100円の古い本の挿絵を買った。2艘の帆船が大砲を打ち合っている4コマ漫画のような絵。

古本市は売る側も買う側も普段関わっているのとレイヤーの違う人々でいっぱいだった。ズボンの両膝の穴をガムテープでふさいでいるおじさんが衝撃であった。

 

展示会場のコーヒーショップは小さい店内にぎっしり人が入っていて、トークショーの開始待ちか外にも何人も立っていて人気のほどがうかがわれた。

メインの本ではなく、木下龍也さんの処女作が響いたのでそっちを買う。背後でもう一人の著者岡野さんがサインを受け付けていて、しかし本にサインは私は欲しくない、のはなぜだろうかというと、本にはいつまでもaの存在でいてほしい、サインを入れたらtheになってしまうからなんだな、と気が付いて、その後入り口に置いてあったフリーペーパーを見たら、木下さんが自分にTHEのようなものが足りないという短歌を書いていて「うはー」となった。古本市で手に取った久世光彦の「怖い絵」は見返しにナントカさん宛のサインが入っていた。 

 

トークショー面白かった。ゲストの女性も合わせて、それぞれに仕事を持ちながら作歌している3人。岡野さんが「パターソン」に一瞬言及し、おととい町田智浩さんの映画ムダ話の「パターソン」の回を聴いたばかりなのでこれまた「うはっ」となる。

だからどうともせず、出る。

金柑画廊で早川桃代さんの個展。とてもよかった。

夕食を食べながら「日日是好日」を観る。ビールを飲みながら足を投げ出して。いいうちのいい子の話を淡々と語っているのがよかった。雨の音。お湯の音と水の音。映画館で観ていたらむせび泣いていたかもしれない。由美ちゃんを少し尊敬した。

祖母からお茶を習ったことを思い出す。祖母とどうやって関わっていたのだったか。小学生のころ、憎まれ口をきいたら近くにいた弟を味方につけようとしたのを、卑怯な人だなと思ったことを、しばしば思い出す。しかし幼稚園の遠足にも、小学校の入学式にも、来てくれたのは祖母だった。それもまた、自分のときだけ母が来なかったという悲しみの気持ちのほうが強くて、ネガティブな感情ばかりだ。

鶴見辰吾がまったき善人をやっているのを久々に見た。

涼しい、雨

8時に目覚める。雨少し降っている。

山はやめて、10時過ぎ起床。

ドクダミ抜いて皿洗って昼飯食べて枝を切ってたら2時を回った。

 

 

夜、雨が降っているのでソロストーブを外に出して火をつけたらかなりの煙が出たので外と枝はあきらめて、コンロのところで紙を燃やしてみる。

それはそれで煙は出た。

床に就いてだいぶたってから外の道路を消防車が通り、ちょっと身が縮まった。関係なかった。

蒸しまくり暑い、曇り

昼、実家。山椒掘り上げ。

 

 

FAROへ我喜屋さんの展示を見に。

佐々木さんがいたので話す。テトカなどで会ったことがあるだろうOさんも来て、終わってからずっとあれこれ話して、8時回る。

Dさんちに行く。山椒無事渡す。夕ご飯ご馳走になる。

部屋に戻り、ちゃんとシャワー浴びて寝る。

ムワッとくる、高曇り

昼、いつもの中華に向かっていたところ客引きに声をかけられて、長らく空き店舗だった物件の2階にオープンした定食屋へ。

窓のない店内、代金先払い。器を選べて(選ばなくてもいい)、オープン記念でコーヒーは無料、この界隈にはあり得ないぐらい値段は安い。

客引きの女の子2名と会計をしてくれた女性は明るく元気(にふるまっています)という感じでなんとなく信仰宗教の人を思わせる。

会計時に番号札をくれて、出来上がったら番号で呼びますと言うが私のほかに客はいない。出来上がったときも客はいなかったが、番号で呼ばれた。

さっさと食べて出よう。食べているとレジカウンター方面から私の背中に向かって「コーヒー無料なんで飲んでくださいね、持ち帰りもできますので」と急に男性が声をかけてきた。更になんとなく店内に歩み出てきて「これ波佐見焼なんですよ」と私の定食の器に言及。客の食事を平気で中断する神経はやばい。何年か前までならうっかり話を聞いてしまうところだったが、年ふりたおかげで「そうですか」と流した。それ以上は話しかけてこなかった。この人が店主だろうか。

このまま誰も客が来なかったら地獄と恐れたが二組入ってきた。

小鉢のひじきの煮つけはなんとなく生臭く、水がやたらと美味かった。

 負の空気感。私の気持ちが負に傾いているから引き寄せられてしまうのだろうか。

暑くなるぞ、晴れ

山形の取引先がお土産にくれたサクランボが、ほんとうに美しい。

絵に描きたくていくつかタッパーに入れて持ち歩いていた。コインランドリーの待ち時間に写真を撮りまくった。

 

 

一旦部屋に戻り、今日もドクダミを抜く。

蚊取り線香をつけていても5か所ぐらい刺された。読みかじった知識で、ドクダミの葉っぱを揉みこんでみる。かゆみは薄れた。効いたのだろうか。

百合がまず一輪、だばっと咲いていた。

 

 

蚊よけになるというゼラニウムとスニーカーなど買う。

来月15日に閉店してしまうTSUTAYAでDVD5本借りる。閉店セールで1本100円というメールが来ていたので有人レジで画面を見せて会計をしたが、結果は無人レジと変わらない1080円だった。新作が入っていたから?そこを更に念を押すのも強欲な気がしてしまい、そのまま払って出る。

いつもの中華屋でビールとチャーハンとキムチ。

帰って「聖なる鹿殺し」観て寝る。

アングルといいもじゃ髪の小さい男の子といいニコール・キッドマンといい、キューブリック好きなんだねーという感じだった。一見なんでもないシーンに不安をめちゃくちゃ煽る音楽をかぶせる感じは先日観た「ヘレディタリー」もそうだったが流行っているのだろうか。

白いリボン」「聖なる鹿殺し」「ヘレディタリー」「葛城事件」で、家族という地獄ナイトができるな。