昼、いつもの中華に向かっていたところ客引きに声をかけられて、長らく空き店舗だった物件の2階にオープンした定食屋へ。
窓のない店内、代金先払い。器を選べて(選ばなくてもいい)、オープン記念でコーヒーは無料、この界隈にはあり得ないぐらい値段は安い。
客引きの女の子2名と会計をしてくれた女性は明るく元気(にふるまっています)という感じでなんとなく信仰宗教の人を思わせる。
会計時に番号札をくれて、出来上がったら番号で呼びますと言うが私のほかに客はいない。出来上がったときも客はいなかったが、番号で呼ばれた。
さっさと食べて出よう。食べているとレジカウンター方面から私の背中に向かって「コーヒー無料なんで飲んでくださいね、持ち帰りもできますので」と急に男性が声をかけてきた。更になんとなく店内に歩み出てきて「これ波佐見焼なんですよ」と私の定食の器に言及。客の食事を平気で中断する神経はやばい。何年か前までならうっかり話を聞いてしまうところだったが、年ふりたおかげで「そうですか」と流した。それ以上は話しかけてこなかった。この人が店主だろうか。
このまま誰も客が来なかったら地獄と恐れたが二組入ってきた。
小鉢のひじきの煮つけはなんとなく生臭く、水がやたらと美味かった。
負の空気感。私の気持ちが負に傾いているから引き寄せられてしまうのだろうか。