「スキップとローファー」10巻能登応援版買う。
やおら寒い、風強く晴れのち暴風雨
昼食べてから出る。
タル・ベーラ「ベルクマイスター・ハーモニー」。
ハーモニーという言葉から連想するほんわりしたものとは全く無縁のすさまじい映画だった。老人のシーンから慟哭してしまう。
スパイラル和田朋子展。
三鷹へ移動して、急いでホイッスルを買ってから中華で飲み会。
2次会サイゼ。Mちゃん酔いつぶれる。隣に座っていて、寝てんなーと思ってたがふと見たら手に血の気がない。首に触ったらめちゃくちゃ冷たいので心臓マッサージしないとだめかと焦ったが、呼びかけに応えた。そこからおおわらわで介抱して、Dさんと二人で家まで送る。ぼろぼろのはずだが財布からタクシー代を出してくれた。それで帰る。
社会人なりたての頃に運ばれて帰ったのを思い出さずにはおれぬ。
風は強く一転寒い、曇り
出社前に医院に検査結果を聞きに。
婦人科の先生は3月中は休診と言われびっくり。あとから受付に来た女性も、「今日来るようにと言われたんですが」と驚いていた。先生元気そうだったのだが。
とりあえず結果だけなので、息子らしき院長先生に話を聞く。異常なしであっさり終わる。検査機関での検査結果も、大先生が復帰していなかったら院長先生が伝えてくれるということでいいらしい。お大事にと伝えて退去。
街の獅子たち。
夜、蕪の煮ものとスープと炒め物という献立にして、煮ものの盛り付けを母に頼む。盛り付け終わったので次にとスープを頼んで、炒め物の方に移ってからふと居間を見たらスープを煮物の鉢に注ぎ入れていた。悲鳴のような怒鳴り声になってしまった。母しきりに詫びるが、気持ちを挽回できない。全部盛り付け終わってからトイレに一回こもる。
朝医者に行ったのと、Kさんから返事がないのとで、結構ストレスが溜まっていたのだ。
食後ようやく落ち着く。
風強くますますあったかい、晴れ
母誕生日。
モッコウバラをなんとかする。
梅の木の上方に絡んだやつはなんとかならない。
紫木蓮は近くで見たら開いた花は食い荒らされていた。多分ヒヨに。白木蓮は食べられない。屋根の上で格闘している間に下を西洋人のカップルが通り、女性の方が連れに「モクレン?」と聞いていた。
部屋から持ってきた「カオス・シチリア物語」を観る。本当に何度見ても好きだ。
優れているとかどうとかは私には言えない。とにかく好きだ。
チョコレートケーキでお茶。
それから醍醐の蒸し寿司を受け取りに行く。
無事戻ってきて、あと澄まし汁に蕪の葉っぱを入れるだけ、というところで姉が「母がいない」とやってきた。数分前にトイレに行くと立ったはずだが確かに外出している。
リュックひっかけて自転車に飛び乗る。
それから約30分は探し回り、ようやく母校の中学校裏で遭遇した。さすがに声に怒気が含まれてしまう。
いい運動にはなった。いつもだったら口に出してそう伝えるところだが、言いたくなさがあった。
母はしきりにありがたがったり自転車を妙に褒めたりする。「ここがいやだとかなんだとかはないんだけどなんかふっと出てしまった」と自分から言う。
とにかく無事戻り、晩餐。
「カオス・シチリア物語」の最後のエピソードで、もう亡くなっている母との対話の中で「母さんが死んでしまって、自分を思ってくれている人がいなくなった」と作家が言うシーンがあった。本当にその通りだな。