池袋シネマサンシャインで「ゼロ・グラビティ」。
池袋新文芸坐ソ連SF映画四作オールナイト。

見終わって、全部宇宙(人)ものだったと気づく。
オールナイト四本目の「宇宙旅行」は宇宙映画の黎明期作品で、「ゼロ・グラビティ」は最先端作品だ。
「火を噴く惑星」では宇宙船の窓枠が木製だった。渋い。と思うと、無重力遊泳のシーンがあって、どうやって撮っているのか無重力っぽかった。


座った席の隣に先にいたオッサンがシーンに合わせてつぶやくわ、いびきかいて寝るわ、今日の劇場でいちばんマナーが悪いんじゃないかというオッサンで。
三本目でポップコーンをムシャムシャやり始めるに至って(しかも開封するまで三分ぐらい袋をガサガサいわす)、耐えきれず席を移った。見づらい。
オッサンの前の席の女性も程なくして席を変えていた。それでも食い続けるオッサン。
欧米人ならここでガツーンと注意しているんだろうなあ。我慢強い我が民族。


一本目と二本目は「不思議惑星キン・ザ・ザ」と「UFO少年アブドラジャン」は二回目だけれど、面白かった。素晴らしい。
この二本のときにオッサンがポップコーンを食べ始めていたなら、さすがの私も食ってかかっていたかも知れない。


座席は八割方埋まっていた。
クリスマス連休だが一人あるいは男性数人連れの客がメインで安心した。なにを安心しているのか。