11時半起床、飯作って食って、引き続き縫う。
猪熊源一郎展とか、知人の個展とか行こうかなどうしようかな、一体自分は何をしているのかな、とかわけがわからなくなるが、縫う。ペチコートとパンツほぼ仕上げる。
気に入りのワンピースのパターンをコピーしたやつの裁断を始めてしまい、8時過ぎまでやる。
実家へ。
ついに「火垂るの墓」を観る。ぼろぼろ泣きながら観るが、野坂昭如が自分を許すための話だな、と思った。
子供は子供の認知する世界しか知らないから、その範囲でなんとかしようとする。できると思っている。「だれも知らない」も、子供たちだけで生きていた。どちらも実際の出来事は映画よりも残酷だった。
「毎日かあさん」で、西原理恵子のママ友の娘姉妹があまりにも喧嘩をするから両親がキレて、「お父さんとお母さんは家出をするからあんたたちだけで暮らしなさい」と家を出てしまう。物陰からこっそり見ていると、最初泣いていたがそのうち家事の役割分担などして真面目に暮らそうとし始めた、という話も思い出す。「火垂るの墓」も「だれも知らない」も、誰も見ていなかった。そういうことだと思う。救われない。