むわっと低温、曇り

蜘蛛がばんばん巣を張っている。位置は髙め。

 

湿度がすごいので書庫の除湿機の水は朝取ったばかりだが様子を見るために夕方もう一度入った。数週間後に古書店が来て査定をして、いずれここの本はごっそりなくなるのだ、とあらためて当の本の中で考えた瞬間に、自分にとってそのときにこそ本当に父が死んだことが腑に落ちるのだなと思い至って愕然とした。この半年、死んでないような平気なような気持ちでいられたのはそういうことだった。

水はそんなに溜まっていなかった。