バッハ・コレギウム・ジャパンの「マタイ受難曲」を聴きに行く。
誕生日に新聞で広告を観て、タイミングだ!とチケットを取った。
「マタイ受難曲」はリヒター指揮のは聞いたがElbarme dichを聴きたいだけだったのでよくわかってない。
帰り道で調べたら初演が4月11日だった。
そうか、そうか。
演奏はすばらしかった。
曲の性質からいって、キリスト教者が演奏する場合とそうではないものが演奏する場合と、何か違うんだろうななどと考えるなどした。演奏をどこに捧げるか。キリスト教者なら当然キリストすなわち神に捧げるんだろう。バッハだってそうだろう。そうではない八百万の神の国のものが演奏する場合というのは?
あと、キリスト受難劇でもあるが全員がスーツとフォーマルドレスで正装していることの不思議さとか。でもこれが当時の服装を再現した衣装だったら陳腐なんだろうな。
Elbarme dichはYoutubeで見たのがみんな女性だったので、あの人か、あの人なんだろうなあと見ていたら男声だった。そして素晴らしかった。
2階席からだったが、見下ろす一番いい席には高齢者がぎっしり座っていて、友の会なんだろうなあと思う。
そういえば最初の会社の時に毎月社長からチケットもらってカザルス・ホールに行っていた。今思えばありがたいことだった。
演奏時間が3時間半で終わったら22時だったので、まっすぐ帰宅。
特に腹も減っていなくて、ビールと去年の7月に賞味期限が切れてどうしたものかと放置していたゴルゴンゾーラチーズとクッキーをつまみに食べて寝る。