さむ、晴れ

母と車で野川公園へ。

行先を決めるまで地図を開いてきょろきょろする。こういうときに持ち駒が全然ないなと思う。まあそれも経験。

 

野川公園はいいところだった。

野川はどこもいいな。

バーベキュー場、というか火を焚いていい広場もにぎわっていた。

園内を1時間ぐらい歩く。母もよく歩く。汗をかいていた。

土手に降りて歩いていると、「水に映ってほんとにきれい」と言うので、そこは全然気が付いていなかったのではっとした。実際、川面に映った紅葉は現物とまた違ってきれいだ。

気が付かない自分の鈍さとか、母の美的感覚とか、誰かと一緒にいることによって初めて気づかせてもらえることとか、いろいろ。

 

それはそれとして夜、風呂抗争。母の他人度が進行してきているので話がぐちゃぐちゃになる。

疲弊。

認知症の人と一緒にいて何がしんどいかって、事実のチューニングをどこに合わせたらいいか定まらないところだと思う。

 

 

「苦界浄土」最終ページまで行く。

石牟礼道子氏が発表していた文芸誌の編集者が解説を書いていて、また別の見方が拓けた。そうなのか。

にしてもこのチッソと行政の非人間的な態度。恐ろしい。

 

母が寝てからパンツの裏地パターンを作ったり、型入れしたりする。