朝、たろう獣医。
歩かせると片道40分ぐらいかかるところ、
暑すぎるので父に車を出してもらう。
診察が終わったらまた迎えに来てもらうことにした。
会計時に連絡。
ほどなくして迎えに来たのでたろうだけ車に積み込んで会計を待つ。
しかしこの獣医は診察が終わってから会計までがけっこう長い。
ようやく支払いを終えて外に出ると車がない。
電話しても出ない。
あーこれは待ちくたびれてとっとと先に帰ったなと踏んで、
商店街を歩きだした。
少しして父から入電。
どこにいるんだと怒っている。
遅いから、一周して獣医の後ろにある洋菓子屋に停めていたけれど
来ないじゃないか、もう家だと怒っている。
案の定、と思いながら「歩いて帰る」とだけ返事した。
「移動するならするでなんで連絡しないんだ!」と
怒り返すパターンもあったなと電話を切ってから気づいたが、
私はそういうタイプではない。
「やはり」と思うだけで、自分の感情は引っ込みっぱなしだ。
なんだかぐったりした。
サーティーワンでトリプルアイスを買って食べながら帰る。
だらだらこぼしながら歩き食べしたら、すっとした。
サーティーワンは店員が3人全員シニア男性で、
連携が取れているような取れていないような
コントのようなそうでもないようなやりとりをしていた。
実家に行くと、父がうどんを作ってくれた。


たろうは、ときどきたんがからんで苦しんでいるように見えたのは
頭の発作の可能性が出てきた。
頭が痛いらしい。
かわいそうに。


部屋に戻って、沙奈。
失敗がいやで描きはじめることができないのだが、
失敗してやり直して行くことでようやく先に進むというのが自分に合っているのだからそうするしかない、と
これまでのことを思い出す。
そもそも下描きをしたくないならばそうだろう。あほか。
ひらきながら描く。