思うところあって脚本家の講習会に行く。
講習会というか、こうやってここまでやってきたよ、という話。
面白い。
小学生からすでに他人と全然違う。
脚本の講習会と言えど話は普遍的。
受講者は脚本家志望の人や構成作家の人が多かった。
こういう講習会っぽいのに出て今まででいちばんメモを取った。


司会をやっている店主はどんな流れになってもカネの話に持って行く。
そして(同じテレビ業界にいる)自分の愚痴。
その都度「またか」とじりじりする。
店そのものは手作り感満載で(床がものすごくきしむし)
カネにはそんなに執着せずにやっているといった雰囲気が
満ち満ちているので、そのギャップが逆毛のようにひっかかる。
他の受講生はどう思っていたのだろうか。


美學校周りには金はそっちのけでやりたいことやるべきことに
邁進する人びとが多いように思う。
その対極のような行動で活路を開いてきた人だった。
イラストレーターはその間ぐらいかな。
その道もあり、この道もあり。
日常が満ち足りていたらよいものはできない、というのは共通しているようだ。