登山の予定だったが台風が来ているし天気が悪いので延期。
ということは黒田育世さんの公演に行けるではないか!
しかし今行くのは妥当なのか。
他にやるべきことがあるのではないか。
と2時間ほど迷って、最終的にコイントスを3回ぐらいして心を決め、当日券で観た。
育世さんの友人の10歳になる娘さんと踊る。
育世さんはずっと長いストレートヘアがトレードマークのようだったが、ざんぎりに近いショートになっていた。最初その頭に黒いチュールを何枚か重ねて作った袋っぽいものをかぶっている。性別だけでなく生き物としても何者でもなさが醸し出されていた。脱ぐとその表情と相まって、なにか痛ましい気持ちになる。
娘さんは以前の育世さんのようなきれいなストレートヘアを一つにまとめていて、新体操をやっているということでほっそりすらっとして体が柔らかい。
娘さんが頭上に差し出した両手を広げるときに甲高い金属音がしていた。鳥の声にも聞こえる。後半でそれが彼女自身が発している声とわかった。何度でも何度でも何度でも叫ぶ。10歳でもそれをやらせる育世さん。区別しないなあ。そして、音としての声の使い方がやっぱり好きだ。
会場となった代々木上原ムジカーザはこぢんまりとした音楽用のホールで、演者と客がとても近い。呼気さえも音響効果として機能するこういう公演はぴったりだと思った。



既に持て余し気味というのに、また実家で酵母採集。
発酵したのを確認するところが面白いのであって、パンを作る過程は消化試合でしかない。美味しいのができればもちろん嬉しいけれど。



以前父にクサノオウと判定してもらったつる草を、元気にしてるしとそのままにしていた。今日数日ぶりに見たら、直径10センチぐらいの瓜っぽい丸い実ができている。クサノオウの種子は豆のような莢なので、これは別の植物ということか。捨てた瓜の種が発芽したのかな?