寒いんだかそうじゃないんだか、晴れ

やるべきことはそりゃたくさんあるが、毎日少しずつやっても大丈夫なことばかりで、山だけは1日費やさないと行けないから山へ行く。
山梨の扇山。去年の初秋に登った倉岳山の、桂川を挟んで向かいにある山。去年は猿橋の駅にたくさんいた壮年のハイカーたちが倉岳山にはまったくいなくて、みんな扇山に行ったんだろうなと思った。そんな人気のほどを恐れ、あえて少し離れたマイナーな登山口から登った。案の定、稜線に出るまで誰にも会わず。
下のコンビニでホッカイロを追加で買って臨んだが天気は上々で、向かっている中央本線から見えた地べたも家々の屋根も覆い尽くした霜も9時ごろに着いてみればどこにもなく、むしろ動くと汗がどんどん出て、今の装備でなんとかなった。帰りの電車がいちばん寒かった。
下の林道で暮れに買ったばかりの手袋を落とした。
美名子さんの玄米とねーさんの黒米と南粤美食の干し肉の炊き込み御飯をにぎりめしにして持って行った。べらぼうに美味かった。
こないだ「天下のN谷園がこんなくそまずい味噌汁を!」と驚愕したインスタント味噌汁も持って行った。最後にしじみが現れ、あれはしじみの味だったとわかった。野菜のみと思っていた。
わかったこと。
・登り始めてだいたい2時間でととのう。もっと回数を増やしたり、普段から鍛えていたりすればもっと早く整うんだろう。
・松の木が多いところは松葉の落ち葉がふかふかして歩きやすい。
・ときどき空気がムワっと暖かいところがある。




アンナ・カヴァン「氷」を読んでいる。主人公の妄想がヤバい。「カリオストロの城」みたいな場面があったり、「長官」がムスカみたいだったり。