なんの暑い、雨のち晴れ

昼前に出て下北で「こちらあみ子」。

場所がよくわからず、なんとなく駅前劇場の並び的なところにできてんだろとあてずっぽうで出たら全然違った。

映画館の入り口の横にあるカフェ(というか、映画館がカフェの脇のせっまいところから入る)で、注文の窓口が二つあると思って空いてる方に行ったらそれはラウンジの利用専用だった。わかりづらい。今のシステムがわかりづらいお年頃になりました。わからないことを前面に押し出して質問。店員さんは優しかった。

開演前の映像が地域の飲み屋とレコード屋の店主が二人で素人丸出しで鑑賞上の注意事項とちょっとした店の宣伝をするというやつで、否応なく「街の上で」だった。一回はいいが、もしこの映画館に通うとしたら毎回この映像を見ることになるのかそれはなかなかきついな、と思った。

 

小説では徹底してあみ子の見ることしか描かれないわけだが映画はそうはいかず周辺の状況そして人々の様子も描かれるわけで、より状況のえぐさが伝わってきてつらい。

特に中学になってからの、中学の閉そく感。

登場人物全員が、一方的にいいとも悪いとも描かれていないところが余計に観る側の逃げ場をなくす。

こういう子はいて、私の中学にもいて、こういう子が安心してそして周りも安心して生きることができるためにはどうすればどうなればいいのか…。

でも音がよかったなあ。映像もよかったなあ。水も。演技も。

 

終盤尿意と激しく戦う。何しろエンドロールは青葉市子なのでなんとか最後までがんばった。

再開発された西側は平屋のショッピングモールが続いていて、いい感じに草もたくさん生やしてあって、ちょうど今日は夏祭りも催されていて浴衣の子供とその親、カップル、友人たち、とにかく若い人たちがひしめいていた。

ああ、新しい。

本屋B&B入ってみる。今月末まで2500円以上買うとfzukueが15%オフになるというサービス。久々に味のある新刊書店に入ったので舐めるように棚を見て回っていろいろ買った。

fzukueで「戦後ソヴェート紀行」読み終え、「ハマータウンの野郎ども」冒頭も読む。

値引サービスを利用し忘れた。

日の当たる部分の壁に並べられた本は全部褪せて青みがかっている。彼は誰時のようだ。

発酵食品屋で酒と味噌を買う。トークイベントが開催されていてこちらも盛況。

健康のため三茶まで歩く。

 

「鎌倉殿」は地獄地獄。

善児が口を開けたままというのが容赦なくてよかった。

 

夜、北欧回の続きを母と観る。大笑いしている。

母が寝たあとロックミシンの糸を替えていたら姉が降りてきて「アストリッドとラファエル」を観始める。先に作業していたのは私なのだから縫い始めればいいのだが一緒に観ようと考えてるんだろうなとか、しかしそれでこちらが譲って当然という姿勢で今後もいられたら困る、などモヤモヤする。

 

タンクトップから起こしたワンピースが、着てみたら結構パツパツで「ああ…」となる。そもそも透けるかもしれない生地だった。なかなか難しいものだ。