寒いほどではない、晴れときどき曇り

山へ。

頂上はにぎわっていた。東京が一望できる。

途中の小さい山頂に着いたとき、高齢者グループがちょうど写真を撮ろうと一人が構えた瞬間だったので撮って差し上げた。彼らは先に行き、わたしはちんたらと歩いてメインの山頂に着いたとき彼らはまだ休憩中だったけどめんどくさいのでスルーしたし向こうも気づいていなかった。山標前の岩で休んで昼も食べ終わってぼんやりしていたら、帰りの彼らがやってきて記念撮影を頼まれて、私とは気づいてなかったようで、お互い笑った。私のも撮りましょうと言ってくれて、一つ目の山でもそう言われて断ったのだが、ここではせっかくなので撮ってもらった。

なんかそれは、よかった。

下りも私は遅くて全然追いつきもせず、別のおばあさんたちに抜かされたりもした。

小学校低学年ぐらいのかわいい女の子とおじさんがずっと手をつないで歩いていて、たまに抜いたり抜かれたりした。一度私が抜くとき、横に並んだタイミングで「おとうさんと毎週山に来てたら足腰すごい丈夫になるね」と娘に話しかけたので、怪しまれてると思われたんだろうな。怪しんでました。

 

下山の楽しみは温泉である。

つるつる温泉はロッカーが小さい。空きはたくさんあったので、2個使用。

露天風呂も小さい。3組になるとどうも落ち着かない。他の客同士の話によると、最近再開したそうな。

パノラマ食堂でビールと枝豆をたしなんで帰る。枝豆のさやががっちりとしていて、指でちょっとつまんだ程度では絶対に出てこない。

帰りのバスは、昇降口は一緒だが、カードをタッチする機械は左右に分かれていて乗るときと降りるときは別々。わかりにくくて、私以外の客も車掌から注意されていた。車掌は機械のすぐ横にいるのだが、わざわざマイクを使って大音量で注意してくる。それがいやというよりも不思議。

駅の近くで路上で待ち構えていた数名の男性が一斉にバスの写真を撮っていた。遊園地のこども列車みたいな作りになっているのだ。テツの亜種か。

 

 

行き帰りの友はマーセル・セロー「極北」。思っていたのと少々違う。面白い。映像化不可能感。