暑くはない、晴れ

ゆうべ眉毛を整えたので、朝から顔があか抜けている。

洗濯機は復活した。というか、水を含んで重くなるものを入れると脱水に支障が出てしまうらしかった。

 

首筋になんとなく湿疹ができていて、痒いというほどではない。

頭皮もなんとなく湿疹があってなんとなく痒い。特に後頭部の頭蓋骨の端っこあたり。こうなるのはだいたいこの季節だ。なんだろうなこれは。子供のときはこれを掻き壊して血まみれになっていた。

 

ギンバイカが咲き始めて、ミツバチがわんわん来ている。

 

昼を買いにコンビニに行ったら果物コーナーをすごい熱心に吟味している人がいた。私の前のレジの客だった。グレーの長い髪が野放図に広がってファンキーな服装をした爺さんだった。エコ袋にパンパンに食材を買っていた。

 

ナン・シェパード「いきている山」さわり読む。文章の香りが高い。訳がいいのだろうか。合わせ技か。

 

 

スーパーで買い物して出た。通り沿いに並ぶ野菜の台の前を通って駐輪場に戻るところだった。道の逆側からベビーカー押したお母さんが来たので、そら私が譲るわな。その後ろから歩道を電動アシスト自転車に乗った巨漢の女性が来た。ベビーカーを押しのけるようにして脇を通り抜け、夕方の人でごった返す台の前もぐいぐいとかきわけて進んで行くのを見送りながら「いやーこれは駐輪場のラックに自転車入れないで迷惑駐輪するタイプ?いや人をそのような目で見てはいかん」と思いながら駐輪場に着くと果たしてそのとおりにラックのだいぶ手前で、空いたラックが数個ふさがる位置に自転車を停めたところだった。思わず目をのぞき込んでしまった。「なによ」という顔で見返してきた。といって注意する勇気もないので黙って見送るばかり。

こういう人の内面はどうなっているのだろう。でも幸せや安らぎはないのではないか。

 

四つ角までくると、数軒先に住んでいるA先生が道を掃いているのが見えた。これも声をかける勇気が出ず。

そんなんばっかやな。

 

夕方はギンバイカにミツバチはいない。

 

書庫に9時過ぎに籠り、王様の消しゲーという名の逃避。12時過ぎてようやく描く。