もっと寒い、雨

7時前、ハッと目が覚めた。いつの間にかちゃんと眠れていたようだ。

 

 

父母健康診断。姉がなんとか連れ出す。姉はそのまま出勤。

ちょっと抜け出し、帰りを見届けて会社に戻る。

今の状況になると、こういうことができる会社なのも近いのもありがたいと思える。

 

 

昼、帰る。

父はまた寝ている。

母は目玉焼きを焼いてくれ、更に最近まったくおぼつかなくなっていたのにジャガイモを焼いてくれていた。本当に親というのはとにかく食べさせようとする。

ありがたいことだ。

 

図書館の本を受け取り、河井いづみ個展見て(小さいリトグラフとかっこいいカレンダー買う)、本屋で本買って部屋に戻って残りの台風対策やる。

縦走に使ったザックにあれこれ詰め込んで実家へ。

出るときに隣の神社を見たら、やぐらが剥き出しで出ていた。片付けないのだろうか。大丈夫なのだろうか…。

 

全員寝た後。

猫はそわそわするのか起きていた。

 

 和田誠さん逝去の報。7日に。

明日行く予定だった公演はどちらも延期になった。

寒いに寄せてきた、真っ青晴れ

昼、実家。

高山なおみ式味付け卵を持って行ったら、父はそれは食べた。母は何も食べない。冷蔵庫にあった豆腐四丁を持ち出して、これどうしようと言うが自分は考えることを諦めている。またはやめている。末っ子のお嬢様らしさがここにきて出たと見ることもできる。机の上に豆腐が四つ並んだまま会社に帰る。

 

 

退社後は宅急便の受け取りがあるので部屋。19時以降に指定したのが20分早く来た。通りがかりに明かりがついているのを見たのだろうか。

帰る前にスーパー寄る。スーパーは現金で払ったが消費税は8%だった。早く0%に戻して欲しい。

買ってうっかり3日経ってしまったシャンツァイを50度洗いして引き上げたら水の底にきれいな緑色の芋虫が沈んでいた。三日間暮らしていたのか。

今日も若Gの死体一体あり。ぺちゃんこになっていた。なんなんだ。

 

 

昨日あたりから、コットンパンツを履くとパンツの生地と肌がさらさらさらさら滑りが良い。肌から湿気が失われている。これまでの潤いは、大気からの借り物だったんだなあと思う。

 

 

早朝と午後に地震。午後のは練馬区震源地。

週末にとてつもない台風が来ることになっているが、そこに震災が加わったら日本は本当に終わるだろうな。

 

深夜、メールを見てみると姉から事態がまた少し進んだことを思わせるメールが入っていた。いよいよか。

寒くて、薄い羽根布団の上に厚い羽根布団かけてちょうど。気温のせいだけじゃないな。

より寒い、曇り

えみるちゃんのところのタケ訃報。18歳。人間なら105歳。

私の知ってる犬の中で最も愛され最も飼い主と楽しみを共有していた。

最晩年には車いすまで手作りしてもらっていた。

超々幸せな一生だったと思う。

 

 

昼、コンビニパンを買いこんで実家。

母が外を掃いていた。父は寝ている。風呂に入ってまた寝たようだ。やっぱりがっくりきてしまったのか。

帰るときに猫のうちグレーに白のやつが路地を見送ってきた。

外の道に出ると、見たことのあるような人が向こうで立ってスマホをいじっている。Kちゃんであった。声をかけたら「ああ」と言って、結構そのまま通り過ぎそうな風情だった。Uさんのときといい私は何かそうさせるものがあるのか。二人が特殊なのか。

つかまえて少し立ち話する。最近この辺に定期的に来る用事があるとのこと。

 

 

さあ寒い、晴れ

がんばってまとめた不燃ごみを忘れて家を出る。

 

 

昼休み、中西悟堂エッセイ集「フクロウと雷」。自分は雷が本当に恐ろしいので鳴り始めたら荻窪駅から1キロの家から新宿へ電車で行って通り過ぎるのを地下街で待ってからまた家に帰る、というのを雷がくるたんびにやる、という話から始まって掴まれすぎた。

日本野鳥の会創設者。

 

 

南方熊楠の次女は嫁にも行かずに熊楠の手伝いと世話に人生を捧げさせられて、そういう時代だったんだろうけれど最悪、などと思っていたがちょっと調べてみたら熊楠の娘は一人だけだった。雑。

 

 

会社から出るとばんばん雨が降っていた。

駅前のTSUTAYAに入って出てきたらほぼやんでいた。

 

 

実家。

母のいなりずしが皿に盛られてあった。

父はスープを作ろうとしたらしいのが、ステンレスのボウルに煮詰まった汁が溜まってコンロに載っているのを見てわかった。

先日買ったルクセンブルクの白ワイン開ける。父はほとんど飲まない。食事…と言ってもいなりずししかないが、も二人ともほとんど食べない。

グラン・トリノ」観る。姉は「私の嫌いな映画だ」と言って2階に行ってしまう。

両親は楽しく観ていた。

いろいろ、進んでいく。

 

 

献立

朝 ベーグルにバターとイチゴジャム、緑茶

昼 どんぐりおこわのおにぎり、塩豚と蓮根ソテー(生の胡椒)、高山なおみレシピの味付け茹で卵、胡瓜のピクルス

 

一転涼しい、雨のち晴れたり曇ったり

結局11時近く起きる。

シャワー浴びて洗濯、ウールのシミ取り、大豆仕込みなど。をちんたらやる。

ルシア・ベルリンの本をちょこちょこ読む。気合の入った岸本佐知子さんの訳。

「どうにもならない」の終わり方に少し衝撃を受ける。この人は自分を許していないのかな。許したくないのかな。と思う。小児麻痺の学校の先生の話も。

自分を許せない人は酒に浸って心を病むのかな。

野坂昭如は「火垂るの墓」で自分を許そうとしたのではないかと思っている。

島尾敏雄の「死の棘」はどうかな。

私は自分を許しまくっているな。

暑いんじゃゴラ、晴れ

父も母も食事というものに対する意欲が急速に失われた感がある。

父はそして、先日まで没頭していたファイルができてしまったのも大きいのだろうか。

ともあれ、「マインドハンター」S2を最後まで観る。途中で母参戦。追跡シーンで覆麺パトカーがパレードよろしくぞろぞろついていく場面でゲラゲラ笑っていた。実際の事件とは夢にも思っていないだろうなあ。「えっここでかよ!」というところで終わった。

事件を解決と一言で言っても、政治があり、人種があり、管轄があり、捜査員の私生活があり、それがみんなうまくいくなんてことはないんだな…。

 

やけに近頃思い当たる節がないのに腰が痛い。O君の話を思い出してぞっとしていたが、床のものを拾おうとしてぐっと前かがみになって気がついた。雲ノ平で膝を傷めて以来、ぐっと曲げると痛くてしゃがめないので、しゃがむ場面で屈んでばかりいた。なるほど…。

とわかったところでどうしたものか。

痛みはかなり引いてはきている。

 

 

猫母は車の上でくつろいでいる。私も身内に加えたのか、もうあまり警戒しない。ガレージ内にいるときは顔を上げてこっちを見ていたが、門から出たらグチャーと寝てしまった。

 

 

六本木で水野さんたちのグループ展、外苑前で新しい人の個展。

バーガー食べる。

オン・サンデーズに行ったらアメリカの空港のゴミを集めて分類してまとめた(らしい)分厚い写真集があって、ものすごい魅力を発していた。だいぶ逡巡してから脳内のしっかりものの妻が「あんたそれは冷蔵庫を買うお金…」とすがってきたのを振りほどいて買う。手に取ったあと落として角をつぶしてしまった中西悟堂のエッセイ集と、和菓子作りの女性の作品集も買う。領収書いりません。私はただの美術愛好家。

 

 

帰りの電車で、板前か左官をやって60年みたいな角刈りのおじいさんが前に座っていた。PSの端末でポケモンをやっていた。寝てしまっているのか?ぐらい前のめりだが、ときどき画面が変わって、没頭してやっているようだった。孫との約束、みたいなやつだろうか。だったらほのぼのだ。

 

 

帰って、いい加減流しのものを洗おうと台所に立つと、コバエトラップに蛆が湧いていた。放置しすぎた。全部捨てる。

毎日温度が高いし、コバエは消えない。冷蔵庫の扉の隙間も解決しない。

早くギンギンの冬になれ。

そして流しの正面の板になんか黒いものがあると見ると、金属板と側板の間で半身を出してGの若いのが死んでいた。何がどうなるとこんな死に方になるのか。4chのクソ広告に出てくる、狭いところを無理に通り抜けようとしてはさまってしまった巨乳美女を思い出した。巨乳のゴキブリ。またはフクロのところで食べすぎたくまのプーさん

 

 

メールが届かないとか、Wi-Fiが気絶とか、不具合多し。

これもみんな暑さのせい。