父も母も食事というものに対する意欲が急速に失われた感がある。
父はそして、先日まで没頭していたファイルができてしまったのも大きいのだろうか。
ともあれ、「マインドハンター」S2を最後まで観る。途中で母参戦。追跡シーンで覆麺パトカーがパレードよろしくぞろぞろついていく場面でゲラゲラ笑っていた。実際の事件とは夢にも思っていないだろうなあ。「えっここでかよ!」というところで終わった。
事件を解決と一言で言っても、政治があり、人種があり、管轄があり、捜査員の私生活があり、それがみんなうまくいくなんてことはないんだな…。
やけに近頃思い当たる節がないのに腰が痛い。O君の話を思い出してぞっとしていたが、床のものを拾おうとしてぐっと前かがみになって気がついた。雲ノ平で膝を傷めて以来、ぐっと曲げると痛くてしゃがめないので、しゃがむ場面で屈んでばかりいた。なるほど…。
とわかったところでどうしたものか。
痛みはかなり引いてはきている。
猫母は車の上でくつろいでいる。私も身内に加えたのか、もうあまり警戒しない。ガレージ内にいるときは顔を上げてこっちを見ていたが、門から出たらグチャーと寝てしまった。
六本木で水野さんたちのグループ展、外苑前で新しい人の個展。
バーガー食べる。
オン・サンデーズに行ったらアメリカの空港のゴミを集めて分類してまとめた(らしい)分厚い写真集があって、ものすごい魅力を発していた。だいぶ逡巡してから脳内のしっかりものの妻が「あんたそれは冷蔵庫を買うお金…」とすがってきたのを振りほどいて買う。手に取ったあと落として角をつぶしてしまった中西悟堂のエッセイ集と、和菓子作りの女性の作品集も買う。領収書いりません。私はただの美術愛好家。
帰りの電車で、板前か左官をやって60年みたいな角刈りのおじいさんが前に座っていた。PSの端末でポケモンをやっていた。寝てしまっているのか?ぐらい前のめりだが、ときどき画面が変わって、没頭してやっているようだった。孫との約束、みたいなやつだろうか。だったらほのぼのだ。
帰って、いい加減流しのものを洗おうと台所に立つと、コバエトラップに蛆が湧いていた。放置しすぎた。全部捨てる。
毎日温度が高いし、コバエは消えない。冷蔵庫の扉の隙間も解決しない。
早くギンギンの冬になれ。
そして流しの正面の板になんか黒いものがあると見ると、金属板と側板の間で半身を出してGの若いのが死んでいた。何がどうなるとこんな死に方になるのか。4chのクソ広告に出てくる、狭いところを無理に通り抜けようとしてはさまってしまった巨乳美女を思い出した。巨乳のゴキブリ。またはフクロのところで食べすぎたくまのプーさん。
メールが届かないとか、Wi-Fiが気絶とか、不具合多し。
これもみんな暑さのせい。