POETRY ー詩によりそうー 終わりました

会期中はたくさんの方におこしいただきました。
久しぶりに会えた人。来てくれたのに会えなくて残念だった人。
お土産もたくさんいただきまして。
どのようにしてかこれを還元して行かねば。

ご一緒した皆さん全員が初めての方だった。なのに顔合わせの日、2時間勘違いして参加できず。搬入でご挨拶という。
…。
素敵な人ばかりでよかった!
撤収後の打ち上げも楽しかった!
この顔ぶれで企画してくれたgallery DAZZLEの真理子さんに多謝。


各自好きな詩を選び、絵を描くという企画。
私は原田郁子さんの「銀河」という歌の歌詞をテーマに描いた。
クラムボンというバンドは知っていたが、バンドでもソロでも去年まで聞いたことはなかった。
震災の直後、不安ではちきれそうになっているとき、Twitterで流れて来たのが原田さんがブログに書いた文章だった。
ぐらぐら揺れる心をそっと支える手のひらのような文章だった。
原田さん自身も不安を昇華しようと書いたのだろうと思う。
それからソロ作品を聴くようになった。
その文章を今回取り上げるのは違うような気がして、何度聴いてもまた聴いてしまうこの曲を選んだ。
アルバムのタイトル曲であり、ジャケットは有山達也さんのデザインで原田さんの絵。われながら図々しい挑戦をしてしまった。
長い曲だ。繊細な刺繍のような原田さんの声の後ろで、宇宙に遍在するようなキヨシローの声が響いて、たまらない。

やりたいことに忠実にやった結果、この一点となった。
今はベッドの頭のところにかけてある。


蛇足ながら、福永信の「星座から見た地球」という小説とものすごくシンクロしていると思うので、興味を持たれたらぜひ。