15年ぶりの電車通勤。
とはいえローカル線みたいな小さい路線で3駅分だけ。
偏差値の高いお嬢様学校の中学生たちがたくさん乗っていた。
お互いを「あなた」と呼んでいた。
それがこの学校だけのことなのか、今の流れなのか、よくわからない。
突然だけれども私はストッキングが大嫌いで、
なにしろすぐに伝線するし、履いてるとよじれるし、皮膚が苦しいし、
あんなものはすたれるに決まっていると思っていた。
しかし、ここ数年はたしかに生足ブームでストッキングは斜陽だったが、
今年は大いに流行っているという新聞記事を読んだ。
タトゥーに見えるようなプリントのストッキングとか。
ほうほう。
新聞記事で流行を知るというのは相当感覚が遅いんだろうなあ。
制服で半袖を着るのはダサいから、
やせ我慢してでも長袖のシャツを着ているという女子高生をテレビで観た。
カラコンなしでは裸みたいな気分だから外に行けないという子も
何年か前にテレビで見たなあ。
大学を出たばかりぐらいのころは、10代の感覚は絶対わかるし、
わからなくなるなどどいうことはない、と思いこんでいた。
それから20年たち、わからなくなるなどということはない
などということはないなあと感じている。
ていうか、私はもっさりした女子高生であり女子大生であったので、
イケイケの女子高生や女子大生の感覚は
そのころからわからなかったといえばわからなかったんだった。