オペラシティでジュリアン・オピー展最終日。
入場は並ぶが、作品は大きくて少ないのでストレスなく見られる。
おそらくナンパ爺さんに目をつけられた。逆に声をかけさせて罵倒してやろうかとも思う。そういう思考にエネルギーを割くことになるのも業腹だ。作品と私の時間に土足で踏み入ろうとしやがって。うちわみたいな髪型にしやがって。
姉の大阪土産の縁結びのお守りが、良くない意味で力を発揮している。
作品自体はとても面白かった。
風景画(?)の素材の彩色は自動車の塗料。支持体は金属。軽やかな作風が重厚な素材を中に持つ。
一つ、個人像の作品があった。
下のパン屋カフェで休憩する。
右隣はカップル、左隣は刀剣腐女子。ほぼ同時に2組帰って、しばらく空いていたあと右隣に一人客のおとなしそうな上品な高齢婦人、左隣はやたら声の大きいママ友二人。
遠くのテーブルに腐女子らしき3人組がいて、そのうちの一人も遠慮なく声が大きい。
夕方になって客が増えたらしく、女子店員がピリピリしている。料理をまちあぐねた高齢婦人が声をかけるが、塩対応も甚だしい。でも料理はすぐ出た。遅くなると言っていた紅茶もすぐ出た。紅茶に時間がかかるというのはなんだろう?
新宿まで歩く。
風がずっとごうごうと吹いている。
初台から新宿に歩く道道で、風にあおられて盛り上がる人々。
西口地下の献血ルームで献血。ポイントがたまっていて小枝をもらった。
日本一狭いと書いた張り紙がある。日本一どころか世界有数のターミナル駅の日本一小さい献血ルームだ。
更に伊勢丹まで歩き一直線に宝飾品売り場のhpに行く。しかし伊勢丹には伊勢丹限定品しか置いていなかった。取り寄せてくれることになった。更に30万円の指輪を勧めようとする店員。無理無理。でも素晴らしい。
世界堂でファイル買って帰る。
「モンテ・フェルモの丘の家」読み終わるかもと、終点まで乗って、折り返す。
インターナショナルスクールの部活らしき西洋人の女子高生たちがどやどやっと乗ってきた。英語で会話している中で、私が乗り換える駅の名前がしきりに出てくる。「キュウコウ」とも言う。
部屋に戻って、つまみだけ食べながら「モンテ・フェルモの丘の家」読み終わる。
タイトルの語感の躍動感とは裏腹に、寂しく悲しくわびしく終わった。
「あー」と思いながら、寝る。