友人のせがれに会いに。
私の周りの高齢出産記録を、弟のお嫁さんを抜いて更新する42歳での出産だったが、とても元気そうでなによりだった。

外苑前ギャラリーハウスマヤ。Nさんの個展駆け込み。いつものペイント系の絵とはまた味わいの違う、ペンによるドローイング。かっこいい。
Rさんと話す。

東大前リバーコーヒー&ギャラリー。Sさんの個展駆け込み。絵と美の今期生。いい絵を描くなあ。
足を少し伸ばしてタナカホンヤ。映画の話などする。正月はエネルギーの要る映画を観るのによい時期。

実家へ。


ニック・ジャンズ「ロミオと呼ばれたオオカミ」

ロミオと呼ばれたオオカミ

ロミオと呼ばれたオオカミ

読んでも読んでも終わらない。語り口にキレがない。同じような表現が何度も出てくる。
アラスカの辺境の小さな町のそのまたはずれに黒い大きなオオカミが訪れるようになってからの数年間の話。著者を含めオオカミ擁護派は多いが、排斥派も強硬。その軋轢と、人間社会を相手にしたときのオオカミの身の上の心細さが常に通奏低音としてあり、不安に駆られながらページをめくる。
結末としては悲劇。しかしその部分はあっさりしている。
犯人二人の顔写真がばばーんと載っていて、復讐のために書かれた部分も少しあったのだろうかと思った。