出発前の予報では雷雨だったのに晴れ。めちゃくちゃ湿っていて暑い。汗がどばどば出る。
KちゃんとSさん、信号待ちの時に横断歩道の向こうにいた男の人が明らかなヅラだと盛り上がる。ぜんぜん気が付かなかった。二人とも人をよく見ている。私はぼんやりしている。
兼六園、21世紀美術館、高倉健が通ったというステーキ屋五木寛之がよく行っていたという喫茶店
Sさんは喫茶店に大興奮していた。
帰りの新幹線は窓際の席だったが、少し遅れて行ったらSさんが座っていたので奪還する。行きに譲ったから、構わないと思ったんだろうな。ごめんよ。窓際が本当に好きなんだ。以前はそういうときにはあきらめて後悔していたものだが、私もたくましくなった。
真っ赤な満月が見えた。


実家。門のところにたろうが放り出されてある。私が帰ってくるからわざとそこに放置したのかと怒りがわく。
輪島から昨日送ったのどぐろともう一種類の干物は、私が着く前に家族に食い尽くされていた。美味しかったのならよい。
体重計に乗ったら出発前より痩せていた。毎日なんだかんだ坂を上る旅だった。
5時ごろまでたろうの番。1時間寝て30分起きるのを数回。その何回かの眠りがいつもに比べてものすごく深い。