なかなかに寒い、曇り

千葉市美術館へ。

目の「非常にはっきりとわからない」。

目を知らなかったので、それもタイトルのうちだと思っていた。どうやら同じように勘違いした女の子が、展示室で友達に熱心に解釈を語っていた。

観客多い。さまざまな種類の。

ものすごく面白かった。脳みそがばんばん刺激された。何度も行ったり来たりした。

「いつ高」シリーズの、話が始まる前の設営シーンを思い出したりした。

 

東京駅に出てKITTEなど。

ぴったりきた指輪一個買う。おととい入荷したばかりだという。

駅の正面から並んでいる街路樹のイルミネーションが始まったばかりで、すごい人出。みんな嬉しそうにしている。

 

実家。

いない間に弟が来てポトフを作って去っていた。父がそれにラーメンを茹でて加えた。

部屋に帰る。

 

 

グレアム・スウィフト「マザリング・サンデー」読み終わる。

あることを知らされた主人公がつかの間一人になってからの3行の描写。エドガー・ライトの「つぐない」を思い出した。構造としては一緒だな。遠い過去の無情に砕け散った恋の話と、とても年を取った作家になったかつての少女がそれを語ることと。

今ここにいる自分自身の目にしか見えないこと感じ取れないことと、そのとき同じ場所にいる他人の心の中と、そのとき別の場所で起きていることと、そのわからなさ、という点では「非常によくわからない」にも通じた。