たえがたくはないが暑い、薄曇り

5時ごろ汗みどろで目を覚まし、鳥が鳴いているのを聞いて鳥は偉いなあと思う。

 

 

父は弱っている。

夜、一人でNHKスペシャルの「認知症の第一人者が認知症になった」を見る。今年の1月に放映されたものの録画。ようやく見たわけだけど今見てちょうどよかった気がした。姉にも勧める。

デイサービスの利用を提唱した人なのだが、いざ自分が利用を始めたらまったく楽しめず早々に利用をやめてしまい、娘さんに詰められていた。当事者にならないとわからないこと。

先輩医師に「君が認知症になって初めて君の仕事は完成する」と言われたこと。

最後の、認知症になって景色はどう変わりましたかという質問に答えた「変わりません」という言葉が残る。

患者の気持ちを考えねばと思いつつ、この人は家庭でも素晴らしい父親だったからな…という僻みのような言い訳のような感情もまたある。

母は実によくやっている。