姉、今日もあたりが柔らかい。私が何か言った時に反射的に棘をぶつけてくることなく、ちゃんと聞き返してくる。投げかけたことに対してもこたえが帰ってくる。
自己肯定感が癒されていく気がする。
そしてこのほうが圧倒的にことがうまく回る。
このままずっとこうであることを祈る。
父ははっきりしたりぼんやりしたりしている。
会社へは10時半ごろ行く。
昼休みは2時半ごろまで家にいる。
社長の言葉にありがたく乗っからせていただくことにする。
父はペースト食を間を置きつつ少しずつ食べる感じだ。すぐ「もうだめ」と拒否するが、しばらくしてから口に持っていくと食べる。そして三角食べ。
姉は根気よく間を空けて給仕している。コミュニケーションも取れている。努力のたまものか。
しかし、最終的に機嫌を損ねていた。難しい。
何をゴールと定めてあたればいいのかよくわからなくなってきた。
ゴールを定めることもないのか?
退社後、部屋へ。
ちょっと前に薔薇の葉っぱがハキリバチに切り取られたのを面白がっていたが、面白がれないぐらい追加で切り取られていた。
スーパー寄って実家。
ペースト食に良さげなものを見繕う。その事実が結構心を折ってくる。
母と姉と私の食べるものも探すときに「人間のもの…」と思いかけて訂正する。病人の対義語はなんだろうか。
父自体も今日は穏やか。
「イカとクジラ」観る。イタイイタイ。