寒いな??、曇り

DM入稿。

返答ないな?と待っていたけど心配になって改めて送ったら、変身したつもりだったとのことで早朝に返事が来た。なんとなくほっとしてしまう。

 

夜、書庫の除湿器の横に弟が別の場所にあった本の段ボールを出してきて邪魔になっていたのを動かすついでに中をなんとなく見た。おそらく父の、美術周りの蔵書がまとまって入っていた。背を下に入れてあったのが気になって、逆にするために引っ張り出した。展覧会の図録数冊。マグリットウィリアム・モリスはともかく、エドワード・ホッパーの図録が二冊もあった。ホッパーが好きだったのだろうか。というか現代絵画が好きだったというのも意外。自分が買って忘れているパターンもあるけど、1981年発行だし古本屋の値段も入ってないからやっぱり父か。

病気が進んで寝付く前にネッフリで「マリッジ・ストーリー」をつけたらとても食いついて見ていたのも意外だった。

親に、心や感性の柔らかい部分があるということ。

 

ぺらぺらめくったら図の充実度がすごくてリビングに持って行きじっくり見る。

こんなによかったんだな。

エッチングも素描もすごくいいし、画面構成もすごくいいし、海辺の崖の岩場を何枚も描いているのも、そりゃ描き甲斐あるよなと思うし、自分が真面目に画面と向き合い始めてようやくそういうことに気付けるようになった。この年で、と以前なら自己否定の地獄に落ちていただろうけど、この年になるとそういうのないな。素直に感嘆し、あとに続くのみ。

年譜を読み始めた。育ちがよくて、たぶん幸せな子供時代で、先生にも恵まれていたようだ。そこからあの荒涼たる絵に至るのだなあ。

 

映像の世紀バタフライエフェクト」を観る。描きたい場面がたくさん出てくる。一緒に観ていた母が途中で眠ってしまったので、最後まで観てから戻って、気になる場面を一時停止して写真を撮っていたら起きた。