予定より2時間遅れで出て、ポーラ美術館へ。
予想していたより人は少ない。
4回乗り換える。乗り換えるごとに、乗り物の中の人たちの楽しそうぶりが高まっていく。
東海道線からの海がギラギラしていた。
箱根登山鉄道は私も大いに楽しんだ。
美術館は結構な人の入り。デートスポットでもあった。
この展覧会で初めて知った作家だ。そういう感じでアートの潮流をよく勉強していないせいか、そもそも持ち合わせている解像度が低いせいか、ピンと来るものがあまりないまま。
水が水ごと水盤になったようなガラスの作品は問答無用で美しかった。
参考に置いてあった作品集がいちばん興奮した。鳥の後ろ頭だけの一冊。ブレブレのピエロの顔の写真だけの一冊。鳥のやつは最後にテキストとヒッチコックの「鳥」の写真が載っていて、「鳥」の脚本か!狂気!と思ったが、鳥にまつわる小話をたくさん集めているのだった。
帰りは仙郷楼前からバスで新宿経由で帰る。バス停前で大急ぎでウェブチケットを購入したが、後から乗った人は乗り込むときに口頭で買っていた。
アウトドア屋に靴を買いに行きたかったのだが、バスの中で確認したら日曜日は18時閉店だった。オカダヤで刺繍糸など買って部屋に帰る。
ネッフリの「街の上で」観る。「でも観るか」ぐらいの気持ちで見始めたところ、めちゃくちゃ面白かった。役者が全員素晴らしいし、その演技を引き出したのは監督だし、脚本が絶妙だし、すごい。そして下北の街。
珉亭のラーメン美味しそうだな。2階で宴会しかしたことがないからたぶんラーメンを食べたことがない。
あそこではSさんがTさんにしつこく絡んで泣かせたのだった。あれも青春だろうか。
一週間人がいなかったから、いつまでも暖かくならない。さすがに今日は風呂を張って入った。天井隅の蜘蛛は同じところにいる。