姉のアマプラで「神々の山嶺」。
最後マロリーのカメラを持ち帰って現像までしてるのを見て、今までのちょっとした疑問が全部そこに集約して一気に覚める。また男が自分の物語に周りのものごとを回収しよった。カメラはマロリーの遺族のもんじゃろがい。返さんかい。
ムラムラと腹が立つ。
まあ谷口ジローもマッチョなんだよな。好きな部分の方が多いけど。
大西さんのプロフェッショナル観る。
文字単価の安さ。姉によるとそれでも高い方らしい。
それで、ゲラに対して編集のような踏み込み方をするときがあり、それを称賛というか大西さんの価値、みたいに描写していて、姉も「あれは編集の仕事だ」と言っていたが、当の編集(長)がそれをありがたがってて、なんだかどうなんだ???という気持ちがもりもり湧く回だった。400ページ超の仕事を終えて打ち上げにスタッフを誘ってくれたという場面で並んでいるスーパーの総菜にことごとく値引きシールが貼ってあった。これは意図してここをクローズアップしたよな。せめてもの援護射撃的な気持ちだろうか。
そして、このように真摯かつ繊細な人と作ったものをわたしはちゃんと取り扱っただろうか?
講座をやったり書籍を積極的に出したりという行動の底にある切実さを前にして、後ろ暗い気持ちで佇むしかないな。