心地よいMAX、ドピーカン

天気が崩れるという予報だったが、朝から超絶上天気。

Hくんは少し熱があるとのこと。

トイレ行ったら並んでいなかった。私の前に二人歩いていて、その後ろについて顔を合わせたら、金峰山小屋のトイレで会って少し話をした人たちだった。Hくんのことも知っていて、会いたいとのことなのでテント場まで案内する。Hくんは調子悪そう。みんなで一緒にくだることになった。Kさんは看護師とのこと。

にしてもKさんはUさんやEちゃんにそっくりだし、NさんはYさんみたいだし、昨日のMさんは声の高さとテンションがまんまTさんを彷彿とさせ、NさんはHさんのようだった。人のパターンて実はそんなにバリエーションがないのだろうか?私に会った人も、◯◯さんみたいだなと思い浮かべているのだろうか。

下山始めたら元気を取り戻した様子。

 

バスは行きと打って変わってがらがら。窓には新緑の山が次々と現れて見とれる。見とれていたいが、バス停で後ろに並んだ女性が後ろの席に座り、途切れなく話しかけてくるし話は要領を得ないし一方的だし、つらい。Nさんたちは離れた2人がけの席にいる。

クララ館ではどちらも降りなかったのでようやく一人になった。しかし開いてない。後から車で来た家族連れも、施錠されたエントランスをゆすったりしている。よく見ると12時開店で、今は11:30なのだった。

展望台に登って待つ。壊れかけた椅子が二つあり、片方には既にやはり登山客の女性が座っていた。四方に八ヶ岳南アルプスを臨む絶景。心地よい風。晴れ渡った空。いくらでも待てる。

つってるうちに開いた。

いきなり混んだ。

といってもこの時間帯でこの場所なのでたいしたことはない。ゆっくり浸かる。出ても食べるところはない。バスを待つ。バス停でベンチに座っていると風が吹いて目の前の緑色に輝く木立がざわざわと揺れて、永遠に続くならこの五月の一日、といったところだ。

 

帰りは奮発してかいじで帰ることにする。バスが駅に着いたらすぐのやつが一つ空いていて、途中まで進んだのに決済の段階でエラーになり、もう一度見たら売り切れていた。二時間半後の最後の一席をようやく取る。

駅裏のとんかつ屋でトンカツ定食。塩沢ときをおとなしくしたようなおばさんと、かなりよろよろのおばあさんが接客してくれる。かなりいい。とんかつの味はまあまあ。客は私しかいなかったが、あとからカップルが入ってきた。

 

あとは駅の待合室で延々待つ。こんなことをしているのは私しかいない。他の客は来ては去り来ては去る。何回かトイレに行く。駅員が怪しんでいるかもしれない。

列車は立ち乗りOKだった。降車口のところに何人か屯しているのが光景として懐かしい。今そんなルールだっけ?

 

母も帰宅。

旅の疲れか、なんだか少しよろよろしている。