冬休み初日

清水潔「殺人犯はそこにいる」続き。


警察・検察側の理不尽が途轍もない。
捜査側の屋敷の描写があるのだけれど、石を投げてやりたい、落書きをしてやりたいという気持ちが湧いて、はっとする。
当たり前だけど、そういうことをさせたくて書かれた本ではない。



寒いので実家でぐずぐずしていたが、
夕飯時になってやっと腰をあげて部屋へ。
その前に晩ごはん。
部屋の最寄り駅の幹線道路沿いのそば屋に初めて入ってみた。
部屋に行く坂の始まりにもそば屋が一軒あって、
そこは新しくてしゃれていておいしい。
こっちは古くて全体にすすけていて、
ガラッと引き戸を開けたら、
すっかり油断していた店の人たち(たぶん家族)が
びっくりして立ち上がった。
他に客は一人もいない。
テレビがついている。
熱燗と鶏南蛮を頼んだ。
そばはとてもおいしかった。



(姉の)年賀状やる。
延々描いて「もーどでもええわー」という
気分になったぐらいが、
(自分にとって)いい感じの絵になる。
それまでがとてつもなく遠い。
年末はその時間が十分にあるのがいい。