ときどき浮かぶ気持ちを改めて文章に書いてみた。
「そうか、そうか」となる。



接骨院
獣医でたろうの薬もらう。
部屋で作業。
たろうの薬が切れているので実家へ戻る。
あっち行ったりこっち行ったりしすぎて、
そして部屋から出れば結構な雨で、
さらに周りの友人たちがやけに輝いているのに
自分がものすごくくすぶっているような気持ちが
ここのところ増幅されていて、
いろいろいやになってくる。
しかも赤信号になったら2分は渡れない上に
30秒しか青になっていない幹線道路の信号が、
ダッシュで間に合うかもしれない距離で
今にも青に変わりそうなのが見えた。
走る。
このあたりの道は電柱が林立していてただでさえ通りにくいところ、
工事現場の塀が出来ていて、その間をビニール傘をさしたまま
傘の弾力を期待して無理に走り抜けたら、
持ち手のところでぼっきりと折れておちょこになった。
取手をもう少しひねったらあっさり本体から取れた。
信号はもちろん赤になった。
実際には壊れても別にいいぐらいの気持ちだった。
信号の角のコンビニで捨てて新しく買うかどうするか迷った挙句、
めちゃめちゃにぶっこわれた傘のビニールをかざして部屋に戻ることにした。
玄関に傘を叩きつけた。
滅多にこんなことはしない。
夢の中ではたまにやる。
しかし夢の中では渾身の力を込めて叩きつけても
情けないようなフカっとした反動しかなくて
余計にストレスが高まるのだが、現実はいい音がした。
取手も叩きつけて、別の傘を持って出た。
隣の稲荷の前を通るとき「ぎすぎすしてすんません」と頭を下げた。


実家で、なんとなく「偽装の夫婦」を初めて見た。
主人公と叔母家族のシーンがこの上なく響いた。
なんというタイミング。



深夜、たろうがずっと咳をしているので起きて行ったら、
玄関でウンコをしていた。
その後もずっと咳。
昨日はあんなによかったのに。