知人の個展を見に学芸大学の流浪堂へ初めて行く。
環七を越えるか越えないかで、遠さのイメージが変わる。
流浪堂はマッターホーンの向かい。宝の山だった。
古本屋のある町に住みたいと思った。
井伏鱒二「厄除け詩集」があった。先日本の交換会で手放したのと同じ講談社学芸文庫版。ちゃんと補充されるのだ。来たのは正解だった。井伏鱒二もう一冊と和田誠のものがたりについての本。和田さんの文章は面白い。同じ名前の人の短編集があったが、別人だろうか。著者のプロフィールもなく、表紙の絵も和田さんではない。
展示は店舗の奥の隠し部屋のような小部屋。
さまざまな手法でのびのびと表現してあった。自分も展示をしたくなる展示だった。
ほか、朝永振一郎「庭にくる鳥」という本。挿絵がすごく惹かれた。本人が書いていた。あとで調べたらノーベル賞を取った物理学者だった。いい絵だなあ。