風強く再び寒い、晴れ

朝。桜吹雪に期待がふくらむ。

前を行く正装した両親とブカブカの制服を着た男の子。お母さんが立ち止まらせてズボンのすその汚れを念入りに払う。お父さんは横に立って「ワー失敗したー!寒いよ今日ー!」と言っている。

さらに前にもブカブカの制服で歩いていく男の子がいて、今日は入学式か。私の後輩たちか。

 

昼、部屋に戻って食べる。

クレソンと人参とレモンバームとサラダバーネットとスープセロリを摘む。

ザクロようやく芽が伸びる。

ユリは植え付けた4つのうち一つだけぎゅーんと伸びてきた。最初が一つだから振り出しに戻ったと言えるか。

 

自転車で会社に戻る。

腕にぶら下げた手提げが車輪に噛んで派手にひっくり返った。

土方のおじさんが3人前を歩いてきていたが、一人はスルー。もう一人はやや呆れ気味に声をかけてくれた。ほんま呆れるわな。少し出血した。自転車のハンドルは派手に曲がっていた。

その先で、始業式帰りでおおはしゃぎの小学生が追いかけっこしながら下校中で、一人が私の前に走り出してきて危なかった。

春だな…。

そういえば先週、自転車に乗ったバカに「転べ!」と呪いをかけたのだった。まわりまわって自分に戻ってきてしまった。

 

 

コートに少し血がついていたのを洗って外の小さいベランダに干しておいた。ハンガーにざっくりかけたのが午後の強風でまんまと落ちて、しかも排水溝前の水たまりに泥がたまったところに狙いすまして落ちていて、退社後取りに行って唖然。幸いしみ込んではいなかった。歯医者の時間が迫る中、とりあえず泥だけ洗い落としてボタン留めて干しなおして、上着なしで歯医者へ急ぐ。

なかなか呪われた日だ。

実家へ。すず、ウンコ出る。

 「傷だらけの天使」第1回と最終回の録画観る。映像のかっこよさよ。状況の悲惨さよ。

 

 

部屋に戻る。