半休。
吉祥寺でロロのいつ高シリーズ最終回。
最後だからと言って特別なことは起こりはしない。当たり前こそが特別なものとして30歳になったときとか(「30歳になりがち」)に光り輝くのだ。
ううっ。
エモい。
なんつうことをエモいという言葉で雑にひとからげに収斂させず他の言葉を丁寧に探すことが大事ではある…。
早めに着いて、劇場付属のカフェで「明恵 夢に生きる」を読む。
一つ置いて隣の卓は若い女性と、それよりもっと若い男の子。会社の話をかなりの大声で固有名詞交じりでしていた。だいじょうぶか…。
4人で観たけどどこもやってないからすぐ解散。
帰って、食事というかつまみをたしなみながらツール。
終わったら「ゴジラSP」。
風呂入って寝るか、と歯磨きをしていたら一度寝た母が起きてきた。
母は最近さらに忘れ度が上がって、ここが家だとか、私が育ってきたというか私を育ててきた時間とか、みんな抜けていて、それを思い出させるのは「ファーザー」を観てしまったあとだとひどい、気はするが、では母に合わせると私の生きてきた時間とか母とのかかわりとかが無明の闇に吸い込まれていくようでつらい。認知症は母の足元を不安の霧で包むが、同時に私の足元も同じ霧に覆われて揺らぐ。難しい。