母、少々虫の居所悪し。珍しい。
値段表を作ってみると、昨日十分にあるなと思った作品数が全然足りないな?となって青ざめる。
昼、描きに帰る。
なんで画家は同じモチーフをしつこく何度も描くのかなと思ってたが、バリエーションをいろいろ試してみてるってことなんだな。
そういえば、エドワード・ホッパーに出会い直したタイミングで、偶然にも大部の伝記が訳出されていたのを新聞の読書欄で知った。神保町で通りかかった新刊本屋のショーウィンドウにも複製の絵がたくさん飾られていた。
ホッパー、学んでいる間はめっちゃ才能が爆裂して評価されていたが、パリに行って自分の正解はこれだ!というのを見つけてしまったのにいざ帰ったらそれはふるさとアメリカのニーズと合致せず、長い間全然売れなかったが本人的には全然ブレず自分はこれ!というのを追求し続け、それとここではこれ!との間のちょうどいい着地点を見出してからスッパーンとブレイクした。という印象。
売れていないとき、そのころ付き合っていた同級生(のちの奥さん)が自分が出るグループ展に、才能があるからとギャラリーに猛プッシュして出展したけど一枚も売れず、搬出後二人で帰る電車が地獄だったみたいなエピソードが語られてて、涙。
腹具合は低空飛行。
午後、それにしても寒いな??と思ったら、社長のデスクのところの冷房が入っていた。社長もいないし速攻で消す。