ふつう、晴れ

「ミッドサマー」初日。

チケットを買うとき、スマホからはなぜか吉祥寺しか選択肢が出なかったので吉祥寺で観た。ふつうにあちこちでやっていた。

危惧された隣席運は隣の女性二人組のうち一人が開幕後まだ主人公たちがアメリカを出てもいないうちに前を横切って出て行った(それきり戻ってこなかったので具合でも悪かったのだろうか)ぐらいであとは問題なかった。後ろのだいぶ離れた席からガサゴソという音がときどきしたが、映画が始まったらそれどころではなかった。

 

少なくともセラピーではないと思うのだった。

マーク最終形態が持ち上げられるとき、なんか一緒に伸び上がってしまった。

 

 

 

 

 

 

以下ネタバレ的に 気になったところ。

・72歳以上になったらアッテストゥパンということは、あれは90年おきではなく毎年か数年ごとに行われているはず。

・メイクイーンも、写真があれだけあるということは同じく。

・集団の意思がそこまで統一されるものか。特に世界に派遣された若者たちの中には疑問を抱いて離脱する者もいるのでは。

福祉国家スウェーデンで、ああいう集落が管理されずほっといてもらえるものなのか。

・クリスチャン・ジョシュ・マークそれぞれ、「ああーそんなことするから」という、罰を受けて当然の行動をするけれども、だからといって現実には殺されていいってことはない。「もじゃもじゃペーター」的世界。

・クリスチャンの盃に入れた経血が新鮮ならば生理中であり、妊娠は無理では。つまりあれは単なる儀式で、妊娠するまで別の男との交わりが繰り返されることが考えられるのでは。本人にその意思がなくても強制されるのでは。

・花々の鎧に覆われたダニーがムーミンのモーラみたいになってよろめき歩くシーンで、こんなに重りをつけられては逃げられない、彼女も無事では済まないだろうと思った。過去のメイクイーンも生きた姿では登場しない。ヒグチユウコさんのポスターの絵は、ラストシーン後のダニーの姿を現しているのでは。