ぬるい、曇り

丑満つ時、父他界。

全員で見送る。

姉と弟、語りかけて泣く。

母は何度も「お父さんはあんたたちの中にいるんだからね!」と言う。

 

朝から方々に連絡しててんやわんや。

父が寝ている部屋の前を行ったり来たりする都度、顔が変わっていく。

部屋に喪服など取りに行く。ラルサ・バビロンについていたつぼみが開いていたのを切って持ち帰る。 

弟は庭の花や実を集めて束にしていた。

 

 

超高速葬儀にて逝去当日の通夜。