よかろう、なんか雨

昼、実家に戻ってそうめん。

終盤、母が中空を見つめて固まっているのでまた私の後ろの犬たちを眺めているのかと思ったらつゆにも卵焼きにもどっさり入れた胡麻を、一粒ずつかみつぶすのに集中してしまった、とのことだった。そのあとも噛んでいた。まあ、わかる。

 

猫捕獲さる。

 

夜は数日前の日経夕刊の小泉先生のコラムにまんまとジャックされたのでコロッケ。

久々にコロッケ。前回作ったのはいつだったか。姉が数年ぶりだと言うので訂正した。メンチカツは覚えていた。というかメンチカツの方を忘れていた。

 

母、今日はなぜかすんなり入浴。

自分も入浴した後で手紙3通書く。

手紙は万年筆で書きたいのだが、書きあぐねて長思に及ぶとペン先が乾いてしまう。

 

父の追悼文が載った生物会誌が届いていたのを読む。

学生時代に1970年代の学会に出たという人が、黒サングラスの父が発表者である恩師に質問したのを見たエピソードを書いていて、そのとき一緒にいた友人が土建屋の大将VS暴力団と言っていたという話がいちばん受けた。父が暴力団のほうである。

確かこのころはバラの農薬に当たっていつも目が真っ赤だったのでかけていたのだろう。

10名以上の方が(当たり前だが)いい話を寄せてくれていて、よかったなあと思う一方で、こういう評価がある一方で、嫌だなあとかあいつはクソだとか思う人もいるんだろうなあという方に想像が行ってしまう。

 

 

部屋から持ってきた薔薇の切り花を食卓にいけてあったのを手紙を書きながらふと見たらチュウレンジハバチの産卵痕があった。母の強力虫眼鏡を持ち出した。孵化した後だった。しかし芋虫は孵化後基本産卵痕より上の葉っぱにたかる。全然齧られた跡がないし一匹も見当たらない。そういやいけたときにはなかったゴミが水面に浮いてるなあと思っていた。それが芋虫だった。三匹死んでいた。落ちたのか、環境の変化に耐えられなかったのか。