快適、曇りのち雨

たまに通る路地にいまどきありがちなほっそい家が3軒建っている。それぞれの玄関ドアは階段を1階分上がったところにある。商店街から入っていちばん奥の家はバラ屋敷だ。駐車スペースもすべてあらゆるバラの鉢で埋め尽くしていて風通し大丈夫なのだろうかと思うが、すごく熱心に手入れしているのだろう、いつもきれいに整っている。玄関までの階段のフェンスも3種類ぐらいのつるばらにこんもり覆われて、それがいま開花爆裂している。壮観にして目の保養。

隣の敷地にも少しはみ出していて、そちらからも楽しめるように咲いている。近所関係は気を遣うよな、と、今日はなんとなく隣の家に意識が行って、見れば満開のバラの下に置かれたスクーターがずいぶん古びている。駐車場にはコンパクトな外車が停まっているが、タイヤの空気が抜けてぺっしゃんこになっていた。ボディも雨ざらしで水の流れた跡が縞々になっている。人が住んでいるのかもよくわからない。隣がそんなふうで、一方バラ屋敷は蟻のはい出る隙間もないほどのバラ。なかなか禍々しいコントラストだった。

しかししばしば通っていて、いったいいつからその状態だったのか、全然気が付かなかったのもわれながらやばい。

昼にもう一度通ったら、スクーターと逆側にサビサビの自転車も置いてあった。

 

 

昼、実家。隣町の図書館に行った姉がテイクアウトのカレーを買ってくるのを待つ間、庭。ポールズヒマラヤンムスクのうどんこ病でチリチリになった葉っぱをむしり取る。やぶ蚊に刺された。今季初。

 

 

マスクを外しているときに左の鼻の穴の縁になんかヒヨヒヨさわるものがあり、一日中これか?という鼻毛を手探りでむしっていたが変わらないので、夜に鏡を見た。想定外の方向から生えている1センチの長い鼻毛だった。

前髪が、歩行中にかきあげる必要があるぐらい長くなってきた。

 

今日は買い物をせずにまっすぐ帰る。

生理前のせいなのかどうか頭があまり働かず動きも緩慢、そんなときに新生姜の甘酢漬けを作り始めるし、すべての手際が悪くて夕食8時過ぎ。

一方姉は「吸血鬼すぐ死ぬ」が休載だったのがショックだったのか頭が痛いと言って寝ている。8時過ぎまで寝ていて飯はほぼ食わず。

9時過ぎ、書庫に引きこもってDMをいじる。